書籍 ダグラス・ハーディング

存在し、存在しない、それが答えだ|ダグラス・E・ハーディング

投稿日:2018年7月25日 更新日:


高木悠鼓さんが訳していたというきっかけで、ダグラス・ハーディングの本を手に取りました。現在ブログはお休みしているようですが、とてもおもしろい。

シンプル道の日々 高木悠鼓さんのブログ


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第1章 存在し、そして存在しない

私はハムレット(シェイクスピア〈イングランドの劇作家、詩人。1564年〜1616年〉)の悲劇『ハムレット』の主人公が、あの有名な独白、
To be, or not to be, that is the question
一般的には「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ。」と訳されている)で、

正確に何を言わんとしていたのか(あるいはシェイクスピアハムレットに何を言わせたかな言わせたかったのか)を言うのは気が進まない。

そのことはシェイクスピアを研究する学者たちがあなたに教えてくれることだろう。ただこの言葉が私にとってどういう意味があるのか、次に述べてみたい。

私には時々、二つの悪から一つを選択しなければいけないという苦痛な時がある

片手には生がある−−甘酸っぱく、心地よく、そして苦痛に満ち、快適なこともあるけれど大抵は大変で、時には極めて困難な生。

もうひとつの手には、死がある−−完全消滅と永遠の忘却という犠牲の上に苦痛からの解放として提供される死があり、それは恐ろしい先行きである。次のようにも表現してみよう。

存在することは嫌なことである一方、存在することをやめることも違った意味において、少なくとも同じくらい嫌なことである。だから、これが私の直面しているジレンマである。

私は今のまま生き続けたらいいのか、それとも自分を麻薬に溺れさせるか(現在では、、人はどちらでも選ぶことができる)、或はさっさと自殺するかして、手短にいえば、存在するべきか、存在するべきでないのか、これが私の人生を引き裂いている問題であり、およそあらゆる問題の中で、これこそ答えが要求される問題である。

簡単に私の答えを要約してみよう。

私が生きている人生は、二つの対照的な要素から構成されている。

  1. 向こうに、あらゆる種類の常に変わりゆくものがある−−小枝、石、誰かの骨、腕、胴体と足、人々、動物、植物、惑星、星々、銀河、そして正反対を伴う善、真実、美と、あらゆる種類の感覚、感情、思考など。
  2. ここに、これら全てを受け入れている普遍のなんでもないものがあり、その領域では物事のために道を開け、自らはそれらのために消えている、この意識的な空の中で物事がなされる。

ここでは私は、物事がその中で存在し、そこに提出されるための不在である。そして私を構成しているこれら二つの要素は、完全に対照的である故に、お互いに非常にぴったりと合い継ぎ目なく融合している。

ダグラス・E・ハーディング

この本のタイトルは、英語では『To be, or not to be, that is the answer』です。シェークスピアのタイトルのアレンジが効いているなあと思いました。

Amazonなどの書評を読むと訳者のものにしては、今回は読みにくいというお話がありました。ダグラスさんの言い方を率直に表現するとそのようになったのかな?と想像しました。

わたしにはその言い回しも面白く感じながら読んでいます。

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存在し、存在しない、それが答えだ

存在し、存在しない、それが答えだ (- To Be and not to be, that is the answer – (覚醒ブックス)) ダグラス・E・ハーディング著 高木悠鼓 編集 訳 P.10-11 より抜粋 2016年10月初版発行 ナチュラルスピリット ISBN9978-4864512206

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