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船井幸雄|良心との対話|学びのクセづけ

投稿日:2018年6月4日 更新日:


『良心と対話する』ことのすすめ

大きな悩みや自分で結論を出しにくい問題に直面すると、誰か『他者』に意見を聞いてみたり、本を読んでみたり、ネットで情報を得たくなるものです。

自分の中に解を見出すために、勉強することは必要ですが、他者への過度な依存は自分を自分で制限してしまうことがあります。

船井さんは『良心』という言葉を用いて、自己との対話を勧めています。

船井幸雄さんって?

日本でスピリチュアルをビジネスとして確立したのが船井幸雄さんと言われています。他のページにてふれていますのでそちらをご覧ください


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52.良心の声に耳を傾け、実現に努力することが本来の正しい生き方。

難問に直面したとき、私たちは誰かに聞いてその答えを見つけ出そうとします。

しかし、他人に意見を求めて答えが得られる程度の問題であれば、そう難しい問題ではないはずです。

人が難問だと思うのは、

  • 検証できる事実を超えた不確定要素の多い場合や、
  • 過去に一切の事例がない場合、
  • 人の気持ちや愛情などの理屈とは別の要素の問題が絡んでいる場合

などです。
そういった難問は他社からの意見で回答に行き着くことはなかなかないものです。

こうした問題に解答を導くには。自分の外ではなく、むしろ自分の中に回答を求めるのが、正しいのではないでしょうか。

あらゆる答えに的確に答えることができる力として、良心という存在に、私はかねてから注目してきました。

私たちは、 誰しも生まれながらに良心を持ち合わせています。
良心は私たちの本質である宇宙意識と繋がっていると考えられます。良心が主張することは、現在の我々にとって精一杯のベストな判断であると考えていいでしょう。
しかし、それはまた努力次第で、実現可能なレベルの判断なのです。

目先の利益を追求し、良心は多少傷んでも上手に立ち回ることができれば、これまではうまく生きる生きていくことができたかもしれません。

しかし、これからはそうはいかないでしょう。

自分の良心の声に注意深くなり、力の及ぶ限りそれの実現に努力することが。本来の行き方です。

人間としての成長レベルが上がっていくにつれて、良心の主張が厳しくなることも想定されます。
良心の要求どおりに行動することが現実的に無理であるならば、次善の策を捻出する。
そして次の機会には良心通りに行動することが可能となるように、更なる努力をする。

こうした実践の繰り返しを、私は良心との対話と呼んでいます。

分からないことがあれば、なぜ? と胸に手を当てて、良心に何度も問いかけてください。
良心との対話を続けていく努力から、自分本来の姿に近づいていくことでしょう。

船井幸雄

良心は大いなる自己であり、ハイヤーセルフとも言えるものでしょう。

自分への問いかけに詰まったら、外に目をむけることも大事だと私は考えますが、自分と向き合うことも、とても大切ですね。

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学びのクセづけ

学びのクセづけ  船井幸雄 著 P.122-123 より抜粋 2009年6月初版発行 海竜社 ISBN4759310746

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