今日はエックハルト・トールの書籍「人生が楽になる超シンプルなさとり方」から、インナーボディにフォーカスする瞑想法をご紹介します。
瞑想法と書きましたが、ハイヤーセルフ=大いなる自己につながっていくためのエクササイズ、グラウンディングの方法と捉えればよいと思います。
つまり、難しいものではないし、簡単でとても奥深いものということです♪
瞑想に苦手意識がある人は、この身体のひとつひとつの部位にこころを傾けること と 呼吸に注目する ことをしてみるいいですよ。
私も瞑想に苦手意識のあるひとりでした。呼吸に意識を向けることは、とてもおすすめです☆
先日お寺での瞑想タイムに参加しましたが、そこでも呼吸の重要さを説かれていました。
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「インナーボディ」とはなにか?
大いなる存在とつながっていれば、この実体は躍動する「内なる生命」もしくは「インナーボディ」として感じられます。
つまり、「からだに住まう」ことは、からだのうちにある生命を感じることであり、そうすることによって、「わたしは見かけの姿を超越した存在なのだ」、という認識に到達できるのです。
エックハルト・トール
『心が思考に占領されているかぎり、わたしたちは「大いなる存在」と断絶しています』と、続きます。この大いなる存在はハイヤーセルフと言い換えることもできるでしょう。
インナーボディとつながる方法
それでは、早速試してみてください。慣れないうちは、目を閉じた方が、実践しやすいかもしれません。「からだに住まう」コツがつかめたら、もう目をとじる必要はありません。
意識を、インナーボディに向けてください。からだを、内側から感じるのです。
からだは、生きていますか?
手には、生命がありますか?
腕は、どうですか?
脚は、どうですか?
足先は、どうですか?
おなかは、どうですか?
胸は、どうですか?
からだ全体をくまなくおおい、すべての臓器、すべての細胞に生命力を与えている、かすかなエネルギー場を感じることができますか?
これをひとつのエネルギー場として、からだ全体で同時に感じることができますか?
しばらくのあいだ、インナーボディを感じることに、意識を集中しつづけましょう。
インナーボディについて、考えるのではありません。
ただ、感じるだけです。
エックハルト・トール
『視覚化が得意な人は、光っている自分がみえるかも知れません。が、浮かんでくるイメージよりも感覚に集中するようにしましょう。』と彼は述べています。イメージに浸っていると、さらに感覚の奥深く入っていくことに、支障をきたすようです。
私たちが普段自分と思っている身体、目に見えている身体は虚像で、大いなる存在とつながっていると本来の実体であるインナーボディを感じることできるようです。
そして、私たちは『身体という入れ物』を越えた存在であるという認識に至っていきます。
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