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ラメッシ|努力の必要はないのになぜ学ぼうとするのか 02|意識は語る

前回に続きラメッシ・バルセカールの『意識は語る』の中からご紹介です。

質問者の『努力をしても無駄とラメッシは言っているのに、なぜ私たちは学ぼうとするのか』という問いに対して『起きなければいけない出来事が全体性の機能の一部の中で起きている』と答えています。

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第7章 解体の非個人的プロセス

手放すことは無意識のときのみ起こる

質問者:では私は、自分が何かを利用と努力しているというこの感情を手放し、そこへ行く事について何も考えたり何も考えたり、何かを理解したりしたいと思わず、ただ自分が現れるところへ現れればいいのですか?

ラメッシ:はい。
でも肝心なことは、あなたが手放したいと思うことと、手放すこととは全く別のことだということです。
手放すことは、あなたが手放したいと思わないときだけ起こるのです。

質問者:でも、私はできないのです……

ラメッシ:それは少々逆説です(笑)。

質問者:そのとおりです。私はそれを望まないように努力することはできません……

 

人生における選択は既に決まっている

ラメッシ:おわかりのように、これはダブルバインド(二重束縛)です。これはこの探求におけるダブルバインドです。

もし何があなたを探求者にしたのか思い出すようにすれば、それを正しく理解することでしょう。

仮にそれが特定の日の特定の瞬間に起こったかもしれなくても、「私は探求者になろう」と、あなたが決定したわけではないのです。

でも、その日その瞬間、何が起こって、あなたを探求者にしたのでしょうか?

ある思考、ある衝動、ある力がこの肉体精神機構を探求者に変えてしまったのです。

 

別なふうにも表現してみましょう。

あなたは探求者で、他の何千人もの人たちはこの種のことに興味がないのは、どうしてなんでしょうか?

それはあなたがした何かではありません。それはただ起こったのです。それがポイントです。

 

そのプロセスが続くにつれて、探求者はその人がどの道へ入り込もうと、他の道もあることを知ります。
その人は「私はここに行くべきだろうか?あれをやるべきだろうか?」と尋ねます。

その選択は、本当はその人のものではありません。その選択は、その人が妊娠されたとき、誕生のときに、その人のために為されたのです。

ラメッシ・バルセカール

ラメッシは、人生の筋書きがすでに生前から書かれていると言っています。貴方はどう思いますか?

人生の青写真はもう生まれる前から決まっているのであれば、あとは(神に)委ねる・信頼することのみでよいのかも知れません。

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意識は語る―ラメッシ・バルセカールとの対話
意識は語る―ラメッシ・バルセカールとの対話 ウェイン・リコーマン (編集), 髙木 悠鼓 (翻訳) P.349-351 より抜粋 2014年12月初版発行 ナチュラルスピリット ISBN978-4-86451-147-6 C0010
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