エックハルト・トールの書籍は、左脳=男性性の強い方や、現代社会を力強く生き抜いている方にもおすすめします。理論的に精神や心のあり方を捉えて、独自の視点(少しユーモラスな描写も含めて)で如何に目覚めていくか=覚醒する を説いています。
特に一冊目のエックハルト・トールの本としておすすめなのが ニュー・アース。
エックハルト・トールの代表作としてwikipedia でも紹介されている書籍になります。
自己の定義を捨てる
私は「もう自分がわからなくなりました」と言う人にはたいてい、それはよかったですね、と応じることにしている。
すると相手はまごついて聞き返す。「わからなくなって混乱することがいいことなんですか?」。
それじゃ考えてごらんなさい、と私は言う。
混乱しているというのはどういうことか?「私にはわからない」というのは混乱ではない。混乱というのは、「私にはわからないが、しかしわかりたい」、あるいは「私にはわからないが、しかしわかる必要がある」という状態だ。
では自分は何者かを知りたい、知る必要がある、という思いを捨てられるだろうか?
言い換えれば、自分という意識の観念的な定義を求めるのをやめられるか?
思考にアイデンティティを求めるのをやめられるか?
自分は何者かを知りたい、知る必要がある、という思いを捨てたら、混乱はどうなるか?
たちまち消えてしまう。
自分にはわからないと素直に受け入れると、かえって安らかですっきりした状態になり、思考などを通じるよりもよほど真の自分に近づける。
思考によって自分を定義しようというのは、自分で自分に限界を引くことだ。
エックハルト・トール
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