メッセンジャーはメッセージではない
The Messengers are Never the Message
オーストラリアのアボリジニの宗教から中東のゾロアスター教まで、世界の霊的な道のすべてで言われていることは、完成と解放にいたる道において、私たちは一人ぼっちではないということです。
私たち一人一人は宇宙的に導かれ、転生から転生にいたる生と死、そして再誕生のプロセスの中で、覚醒へ向かってどんどん拡大していけるように、神聖に「甘やかされて」いるのです。
このことは最も覚醒している人々、モーセや孔子、ソクラテスや釈迦、イエスやモハメッドとて同じなのです。彼らはより大いなる叡智のメッセンジャーであり、真理と光の道の守り手ではありますが、大いなる叡智=メッセージ そのものではありません。孔子など解放された魂意識の周りでは、文化やカルト、宗教などが、勘違いした信者たちによってつくり出されます。
そのような信者は、愛する師をメッセンジャーではなく、叡智=メッセージそのものだと思ってしまうからです。師を祭りあげてしまう傾向は、妄信的信仰が原因というよりは、輪廻の輪から降りるために、師と弟子が何度も一緒に転生を繰り返すことに負うところが大きいでしょう。確かに私たちは、お互い同士が目覚めをうながす教師であるということは真実です。でも世界的な師とあるグループが、何度もともに転生するというユニークな関係を持っていることもあるのです。
このタイプの関係性はパワフルなので、肉体が死を迎えても継続していきます。その師が地上での仕事を終えたとき、師自身がアバターとなり、残されたグループは自分でまた新しい世界的な師を求めていきます。
ゲリー・ボーネル
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超知ライブラリー005 アトランティスの叡智―思考の現実化/意識の物質化 ゲリー・ボーネル 著 大野百合子 訳 P.335〜336 より抜粋 2004年9月初版発行 徳間書店 ISBN4-19-816924-7