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固定観念はなぜできた?
引き続き さとうみつろう さんの書籍『神様とのおしゃべり』から紹介したいと思います。
固定観念についてシックリときていないみつろうに神さまが話します。
その人が何かを前提として信じ込んでいるから、感情がそこに湧く。
悲しみの理由は目の前にあるそのできごとじゃない。そのできごとを悲しいことと勝手に信じ込んだ、あなた自身じゃよ。
神さまの問いかけは続きます。
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本当の原因を知らないと何度も同じ「感情」を繰り返す
神さま:……感情が湧く場所には全て、確実に「固定観念」という前提がある。
よろこびにしろ、悲しみにしろ、怒りにしろ、どんな感情であれ前提となる「その人が勝手に信じ込んだ固定観念」があるはずなんじゃ。
だから、感情にさえ同化しなければ、自分の固定観念に気づけるんじゃよ。「これを見て私が怒ったのは、なぜだろう?」と分析すればいいだけじゃから。みつろう:でも、 冷静に分析できる人ってたくさんいるけど、そんな人でも結局は、その後も何度も繰り返し怒っている気がするなあ。
神さま:きっとその人は、 分析まではできたけど、まちがえた怒りの原因を見つけたんじゃろうな。「目の前の出来事が原因だ」と。
まちがえたわけじゃ。真の原因は、それを勝手に「悪いことだ」と信じこんだ、その人の固定観念のほうなのに。
ようするに、全ての原因はその人自身なんじゃよ。
みつろう:おぉ!ついに、 真犯人を発見した感覚ですね。しかも、犯人は俺だったんだから、自分で解決できる!
神さま:そうじゃ!よく気づいたな、お前が犯人じゃよ!
この極悪人めっ!しかも、目の前の嫌いな人に濡れ衣を着せて、自分だけ助かろうとは、どういうこっちゃい。よし、お前は、とにかく、地獄行き決定〜!!みつろう:やめろってば、そのカミサマンジョーク。マジにシャレにならん。
神さま:いいか、みつろう。「感情」というのは段差を埋める、1種のエネルギーなんじゃよ。それは、ただのエネルギーじゃ。
ある人が好き勝手に何かを信じて、独自の固定観念を保持した。その観念が投影されて、「現実」ができあがる。その映し出された「現実」の中で、その人の信じていることが、強ければ強いほど、理想との間に大きな段差ができる。
その段差を埋めようと、勝手に発生するエネルギーこそが 「感情」なんじゃよ。感情がエネルギーの一種だからこそ、発生した時にお前達は胸に何かを感じるんじゃないか。
みつろう:まじ、すげー!エネルギー学的に感情を説明されたのは初めてです。一気に納得できる。
感情を客観視できると、新たな一歩が始まります。感情に飲み込まれず、エネルギーとして扱うことができるといいですね♪
神さまとのおしゃべり
神さまとのおしゃべり さとうみつろう 著 P.113〜116 より抜粋 2018年1月初版発行 サンマーク出版 ISBN10: 4763160966 ISBN-13: 978-4763160966
※当初はワニブックスから2014年に出版されました
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