『プログラミング』という言葉が出てくる章をご紹介しましたが、その章の内容に繋がっていくお話です。
第6章 探求
私の考えは次のようなものです。
赤ん坊が生まれて母親の乳房を本能的に探し求めて以来、
人生とは探求以外の何ものでもありません。しかし探求者がいたことは一度もありません。※原文に強調『・』がついています
どんな種類のことを探求するかはプログラミングによりけりで、それに対してあなたはコントロールすることはできません。
自分自身を、お金を求める人間であると考えている人たちがいます。
またある人たちは名声を求める人間であると考えている人たちがいます。
またある人たちは権力を求めます。
そしてある人たちは、とりわけ神を求めます。
この種の探求、それを霊的探求、あるいは神を求めること、あるいはエゴからの解放とでも呼びましょうか ー 何と呼ぼうがー それが、ここにすわっている肉体精神機構たちに起こっていることです。
なぜなら、それらはこの種の探求が起こるようにプログラミングされているからです。
探求は、個人のエゴー 探求者ー が、悟り、すなわち真我の覚醒を対象として求めることから始まり、その人は、自分が物質的世界から得るより大きな喜びが、悟りによって得られるだろうと想像します。
ここが始まりです。
エゴによる悟りの探求は、知的な理解とともにでなく、決して探求者、行為者はいなかった ーー 何を探求するにしても消して探求者はいなかったのだとハートで直感した絶対的理解とともにのみ、終えることができます。
探求はありますが、個々の探求者はいません。
行為はありますがそれについて個々の行為者はいないのです。
これでおしまいです!
そして、探求の終焉は、探求を始めたパワーによってのみ引き起こされます。ラメッシ・バルセカール
とても端的な文章で、書かれています。
シンプルで深い言葉で、実践を促されている様です。
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マインドのレベルにおいてはあなたは否定的言語によってしか描写できないということを明確に理解するほど あなたの探求はより早く終焉を迎える
誰がかまうもんか?! ―ラメッシ・バルセカールのユニークな教え