頭と心の関係 -フィジカルマインドとハイヤーマインド-
須藤元気さんとバシャールの対話『バシャール スドウゲンキ』からの引用です。
前回では、本来の自分になるためには、どんな方法を使ってもよいし、その使っていた方法をやめて新しい方法を始めることを自分にOKをだすことがポイントとなりました。
バシャールのいう『ワクワク』に従っていけばよいのですが、須藤さんから
『頭ではなく心。つまり、考えるのではなく感じ取るということですね。』
と質問があります。スピリチュアルなおはなしには『アタマでなくハートだ』というものがつきものですね。
それに対してのバシャールの回答が始まります。
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バシャール:そうです。でも頭もそこに参加しているのです。
大事なのは、頭(マインド)と心(ハート)とハラ(エネルギー・センター。意思の力)の部分がさまざまなレベルでクリアなコミュニケーションをとって、そこに調和がある、ということです。
須藤 元気:前頭葉の活動は止めたほうがいいということですか。もちろん死なない程度に。
バシャール:前頭葉を止めるわけではなくて、前頭葉がより調和的な形で、ブレンドをするように招待するのです。
あなたが止めたほうがよいのではないかと思っているロジックや思考の部分(フィジカルマインド)とハートや智慧の部分(ハイヤーマインド)とが調和を持って働く必要があるのです。
なぜなら、そうでなければ、あなたという人が全体として効果的に機能することができないからです。
須藤 元気:僕は今まで頭だけを使って何回か失敗しているので、逆に思考を止めることばかりに関心がありました。それに人類はロジックや思考を極端に使いすぎている気がします。
コンセプトを生み出すのはハイヤーマインドだけ
バシャール:これがなぜ大切なのかお話ししましょう。
みなさんには、ハイヤーマインドと脳、そしてフィジカルマインドがあります。
ハイヤーマインドとは、宇宙の叡智につながる、自分の中の高い意識であり、ハイヤーセルフのことでもあり、智慧、みなさんのハートの部分でもあります。脳というのは一種のアンテナです。
フィジカルマインドは、顕在意識、思考、頭、ロジックと言われている部分です。
そして、これは、みなさんがこの物理的な現実を体験するために作り出すパーソナリティでもあり、「信念、定義」「感情」「ふるまいと思考」という3つのものでできています。それぞれの機能で言うとハイヤーマインドはコンセプト(概念)などをつくりだし(Higher mind conceives.)、脳はそれを受け取ります(Brain receives.)。
そしてフィジカルマインドは、そのコンセプトが物理次元に現れてきたものを認知・認識するのです(Physical mind perceives.)。コンセプトをつくりだすのはハイヤーマインド。脳は翻訳機能だけ。
脳が思考や意識を生み出しているわけではありません。そして、フィジカルマインドはコンセプトを体験するだけです。
フィジカルマインドもコンセプトそのものをつくりだしたりはしません。コンセプトをつくりだすのハイアーマインドだけです。
まったく新しい、興味深い見方で、自分自身が見えてきますよね。
ハイヤーマインドでのみ、コンセプトを造るのであれば、クリエイターで神(うえ)から降りてきたものをアウトプット=表現しているという人がいますが、その話と合致します。
自分とハイヤーマインド=ハイヤーセルフとのパイプを強く、太くしていくことが豊かな創造性への近道であり、これからの時代はより大切になるのでしょう。
次の章につづきます。
バシャール スドウゲンキ
バシャール スドウゲンキ ダリル・アンカ/バシャール 著&2 その他 P.134〜137 より抜粋 2007年11月初版発行 株式会社ヴォイス ISBN-978-4899762218
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